研究検査科

当院の検査科では、検体検査・生理検査・微生物検査の3部門よりなり、7名の臨床検査技師で検査業務を行っています。また患者さんが気持ち良く、安心して検査を受けていただけるよう日常の検査業務の向上のため、高度な知識・技術を目指し、各認定試験に向けて日々研鑽しています。また、チーム医療においては、糖尿病教室、栄養サポート(NST)、感染対策(ICT)等、多職種と連携しながら、患者さんの心に寄り添って、患者さんが一日も早く元気となり笑顔になれるように努めています。

 

生化学・免疫検査

生化学検査・免疫検査と聞いて何の検査かな?と思われる方も多いと思いますが、皆さんも一度は検査をしたことがあると思います。生化学検査とは、下記に詳しく書いてあります。健診などで、血糖値が高いとか、コレステロールが高いとかといわれたことがある方もいらっしゃると思いますが、そういう検査も生化学検査の一つです。免疫検査とは、ウイルスなどの感染症を調べたり、ホルモンの量を測ったりする検査です。

血糖・ヘモグロビンA1cを測定する機器

採血してから10分程度で、血糖値とヘモグロビンA1cを測定する事が出来ます。

血糖、HbA1c自動分析装置(2014.1月導入)

生化学検査を測定する機器

肝機能検査、腎機能検査、脂質検査など約45項目の分析をしています。

生化学自動分析装置(TBA 120FR)(2016.2月導入)

肝機能検査 AST・ALT・γGTP・ALP・総ビリルビン・CHE など
腎機能検査 BUN・CRE・UA・電解質 など
脂質検査 総コレステロール・LDL・HDL・中性脂肪 など
貧血検査 血清鉄・UIBC・TIBC・フェリチン
その他 CRP・免疫グロブリン・尿蛋白・尿糖 など

腫瘍マーカー・ホルモン・感染症を測定する機器

採血をしてから約1時間程度で、腫瘍マーカー・感染症・甲状腺ホルモンを測定する事が出来ます。

腫瘍マーカー検査 AFP・CEA・CA19-9・PSAなど
ホルモン検査 甲状腺ホルモン(TSH・FT4・FT3)
感染症検査 HBs抗原と抗体 HCV抗体

その他検査

インフルエンザ抗原検査 反応時間・・・約5分
検査材料・・・鼻腔ぬぐい液
A群溶連菌迅速検査 反応時間・・・約5分
検査材料・・・咽頭ぬぐい液
マイコフプラズマ抗体検査 反応時間 遺伝子検査・・・約60分
検査材料・・・咽頭ぬぐい液
アデノウィルス抗原検査 反応時間・・・約5分
検査材料・・・咽頭ぬぐい液
ノロウィルス抗原検査 反応時間・・・約15分
検査材料・・・便
肺炎球菌莢膜抗原検査 反応時間・・・約15分
検査材料・・・尿
レジオネラ抗原検査 反応時間・・・約15分
検査材料・・・尿

 

精度管理

当院では、測定機器の精度管理や検体の取り扱いに十分注意を払い、患者さんに報告する測定結果が正しい数値なのか常に精査し報告しています。また院内での精度管理はもちろん、外部精度管理事業にも積極的に参加して精度管理の向上に努めています。
当院では、JCCLS(日本臨床検査標準化協議会)共用基準範囲を採用しています。

<参加している外部精度管理事業(サーベイ)>

  • 日本医師会臨床検査精度管理
  • 日本臨床検査技師会精度管理
  • 徳島県臨床検査技師会精度管理
  • 各メーカーによる精度管理

 

血液・輸血検査

血液検査とは、血液中の細胞(赤血球や白血球など)や貧血の度合いを調べたり、止血の機能を調べる検査です。診察前検査として、迅速な検査と報告を心掛け患者サービスの向上に努めています。
輸血検査では、血液型や輸血前に必要な交差試験、不規則性抗体を検査しています。

血液検査・輸血検査

血球算定
血液像
赤血球数、白血球数、ヘモグロビン量、血小板数、網赤血球数を測定します。顕微鏡で血液細胞の種類を分類します。
血液凝固
線溶検査
手術前の必須検査項目です。
血栓症(たとえば心筋梗塞など)の治療に使う抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を服用されている患者さんのお薬の効果を見るために必要な検査です。
血液型
不規則性抗体
交差試験
患者さんに安全で安心な輸血を受けてもらえる様に行う重要な検査です。

 

細菌・微生物検査

細菌検査は、感染症の原因となる微生物を対象に原因菌の特定や薬剤感受性試験を行い、その原因菌に対してどの抗生物質が有効なのかを調べる検査です。
また、徳島県下の結核治療の中心的役割を担えるよう、液体培養法の採用、自動遺伝子検査装置の導入など、結核菌の迅速な検出に力を注いでいます。
細菌検査を実施する上で、良質な検体採取は極めて重要です。
提出頂いた検体が検査に適した状態でない場合は、再提出を依頼する場合があります。
ご協力よろしくお願いします。

細菌検査

病原微生物の検出 塗抹検査で菌の量や種類・白血球貧食像・培養検査で菌量菌種を調べます。
病原微生物の同定
感受性検査
菌名の決定、有効な薬剤を調べます。
院内感染防止
対策への貢献
検出菌を週報、月報により感染対策委員会に報告しています。また、ICTによる病棟ラウンドも行っています。

 

一般検査

一般検査は、尿、便などの検査を行っています。
尿は、腎臓で血液をろ過して作られます。その為、尿の中に含まれている成分を尿自動分析装置や顕微鏡を使って調べる事で、体内(腎、肝臓、膵臓など)の状態を知る事が出来、色々な病気の診断の助けとなります。他にも、便検査(便潜血反応・虫卵検査など)や髄液検査も行っています。

尿検査

尿定性検査 蛋白、糖、ケトン体の有無や尿の比重などを調べます。
尿定量検査 蛋白や糖がどれくらい尿中に存在するか調べます。
尿沈査 赤血球、白血球などの細胞を顕微鏡で検査します。

便検査

便潜血反応検査 便に血液が混じっているかどうかを見て、消化管からの出血の有無を調べます。
虫卵検査 寄生虫症の疑いがある場合検査します。

髄液検査

各種髄膜炎、くも膜下出血、脳出血などが疑われる場合の必須検査です。

 

生理検査

生理検査とは、直接患者様に接して行う検査です。
生理検査とは、直接患者さんに接して行う検査です。
生理検査は、診断や治療に必要となる検査データを得るために患者さんのご協力を頂くことがとても大切です。
緊張せず、リラックスしていただくと、短時間で終了します。ご協力お願いします。
当院の生理検査室では、以下の検査を行っています。

心電図検査 手首・足首・胸部に電極をつけて、心臓から発する電気信号を記録します。心臓の病気(不整脈・心肥大・心筋梗塞など)を調べます。
ホルター
心電図検査
携帯型の心電図記録器を装着して、日常生活の中で、心臓に異常(不整脈や狭心症など)がないか、約24時間の心電図を記録する検査です。
運動負荷
心電図検査
階段を年齢に応じて決められた回数を昇り降りし、心臓に負荷をかけた後に、心電図の変化を観察、記録する検査です。
ABI検査
両手足の血圧を測ることにより、動脈硬化の程度(血管の詰まりの有無や血管の硬さ)を調べる検査です。
肺機能検査 マウスピースをくわえて、息を吸ったり吐いたりして、肺の働き具合を調べるための検査です。肺気腫・気管支炎・喘息などの診断に役立ちます。
超音波検査 体表面から、超音波(人の耳に聞こえない高周波をあてて検査します。肝臓や膵臓などの腹部・心臓・血管などに異常がないかを調べます。
脳波検査 頭に電極をつけて、脳から発生する微弱な電気信号を記録して脳の状態を調べる。
呼気NO測定装置 喘息などの好酸球性気道炎症の評価を行う装置です。
簡易聴力検査 睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。重症度を判定し、治療方法を決定するための検査です。
睡眠時無呼吸症候群の検査 睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。重症度を判定し、治療方法を決定するための検査です。
簡易検査(スクリーニング検査):自宅で就寝前に小型の装置を鼻と指にセンサーを装着し睡眠中の呼吸状態を調べます。
PSG検査(精密検査):一泊入院し、睡眠時無呼吸症候群のタイプや程度などを調べます。