重症心身障害児(者)病棟プロジェクトチームの取り組み

| 外来 | 病棟(西3病棟) | 病棟(西4病棟) | 人工透析室 | 手術室・中央材料室 | 重症心身障害児(者)病棟 (東1~3病棟) | 重症心身障害児(者)病棟プロジェクトチームの取り組み | 教育研修計画 | 先輩看護師・療養介助専門員からのメッセージ | 

 

プロジェクトチーム

重症心身障害児(者)病棟では、患者さんの生活の質向上と安全な医療提供のために、以下の3つの専門チームを結成し、継続的に活動しています。

 

口腔ケアプロジェクトチーム


■ 口腔ケアプロジェクトチームの取り組み

口腔ケアプロジェクトチームは、患者さんの口腔環境を良好に保つことを目的に活動しています。
毎日の口腔ケアでは、吸引付き歯ブラシを使用し、汚れた水や唾液を吸引しながら歯磨きを行うことで、うがいが難しい患者さんでも口腔内の清潔が保たれています。
また、徳島県口腔センターの歯科医師による年1回の検診に加え、毎週の歯科診察を実施し、必要な処置を行っています。これにより、口腔内の異常を早期に発見し、速やかに対応できる体制を整えています。
患者さん一人ひとりの状態に合わせた口腔ケアを行い、口腔内の環境を整え、元気な歯で食事を楽しんでもらうことを目指して、チーム一同取り組んでいます。

 

摂食・嚥下プロジェクトチーム


■ 摂食・嚥下プロジェクトチームの取り組み

私たち摂食・嚥下プロジェクトチームは、患者さんの摂食・嚥下機能の向上と維持を目的に、栄養士と各病棟の看護師が協力して活動しています。
患者さんがおいしく味わい、楽しく、安全に食事を摂取できることを大切にしています。


〇歯科医師による評価ラウンド
毎月1回、歯科医師による摂食・嚥下機能評価のラウンドを実施しています。
評価結果をもとに、食形態の見直し、食事介助時のポジショニング、摂食機能訓練の方法などについて指導を受け、誤嚥や窒息の予防に取り組んでいます。


〇個別性に合わせた看護計画
摂食・嚥下機能評価を基に、患者さん一人ひとりに合った看護計画を立案・評価・修正しています。
全スタッフが統一した食事援助を行えるよう、情報共有、学習会の開催にも力を入れています。

 

ポジショニングプロジェクトチーム


■ ポジショニングプロジェクトチームの取り組み

重症心身障害児(者)病棟には、疾患による脊柱の側弯や筋緊張の異常などから、自分の身体を支えたり、姿勢を保持したりすることが難しい患者さんがいらっしゃいます。
姿勢が保持できない状態が続くと、変形や拘縮の悪化、特定の姿勢の固定化を引き起こし、さらに、嚥下機能、呼吸機能、消化機能、循環機能の低下や、骨折のリスクにもつながる可能性があります。


〇身体的・精神的に安楽な姿勢づくり
ポジショニングプロジェクトチームでは、疾患・麻痺・拘縮・筋力低下などの状態に合わせて、患者さんが身体的にも精神的にも安楽な体位を保持できるよう支援しています。
理学療法士・作業療法士と連携し、患者さん一人ひとりの目的に適した姿勢が、安全かつ快適に保てるようチームで取り組んでいます。


〇スタッフ全員で継続できる体制づくり
ポジショニング時の注意点や工夫をスタッフ間で共有し、病棟全体で統一した援助が行えるようにしています。
また、定期的にポジショニング後の評価を行い、患者さんの状態変化を把握しながら、より良い姿勢保持につなげています。


〇患者さんの穏やかな表情が励み
ポジショニングによって筋緊張が和らぎ、患者さんの表情が穏やかになったとき、「楽そうだな」「気持ちよさそうだな」と感じられる瞬間があります。 その変化は、拘縮の改善にもつながる可能性があり、スタッフにとって大きな励みとなっています。
これからも、患者さんの穏やかな表情がもっと増えるように、チーム一同取り組みを続けていきます。